ムクナ豆(八升豆)でタンパク源確保!?

自給自足

このブログでは、自給自足をテーマにお伝えしています。

僕自身、まだまだ、全然入り口に立ったばかりの段階ですが、2025年7月までに100%の自給自足を目指しています。

自給自足は食だけでは、ありません。

僕が考える自給自足は、

サバイバル力
自立マインド
経済力

この3つが揃った状態を言います。

これについては、

こちらの記事に詳しく書いているので、宜しければこちらの記事もご参照下さい。

ここでは、食の自給自足部分に絞ってお話をさせて頂きます。

八升豆で自給自足率UPの救世主?

自給自足を目指す上で、欠かせないのがタンパク源の確保だと思います。

僕自身、タンパク質絶対説(そんな説はありませんね。笑)には懐疑的ですが・・・^^;

僕は15年ベジタリアンをしていますが、タンパク質を意識したことは殆どありません。

よく、

「ベジタリアンとかヴィーガンはお肉を食べなくても大丈夫なの?」

「タンパク源はどうしているの?」

「やっぱ、お豆腐とか、豆類をいっぱい食べているの?」

なんて聞かれることがありますが、たんぱく質は、お肉やお魚、豆類以外からも摂取できます。

その話をすると、この記事の趣旨から外れてしまうので、ここではその話はしませんが、とは言え・・・

お腹を満たすためにも、食のレパートリーを増やすためにも、保存の観点などからも、自給自足を目指す上では、タンパク源の確保はある意味必須です。

では、

自給自足×タンパク源の確保

で、最初に思い浮かぶものは何でしょう?

これは人それぞれだと思います。

僕はベジタリアンなこともありますが、真っ先に思い浮かぶのは大豆です。

八升豆よりも大豆が良いのでは?

大豆が栽培できれば、保存性も高く、色々な用途に使うことができます。

僕はお味噌も手作りするので、自家製大豆でお味噌が作れたら最高です!

なので・・・

当然、大豆の栽培にチャレンジしました。

ところが・・・

育つことは育つのですが、全然量が採れません・・・^^;

量を採ろうとすると、作業が大変です。

勿論、環境や育てる人の能力にもよるのでしょうが、僕の今の状態で、自給自足できる分の大豆を栽培するのはかなりハードルが高いです。

今でも、大豆は育てていますが、枝豆で食べて終わってしまう量しか栽培できていません・・・(^^;;

一袋植えて、収穫できたのは一食分!(笑)

ところが・・・

八升豆とは?

八升豆を知らない方も多いと思うので、ここで八升豆について簡単に説明させて頂きます。

ハッショウマメ(八升豆[3]、ムクナ)は、マメ亜科トビカズラ属に属する植物で、ビロードマメ(Mucuna pruriens)の変種の一つである。学名Mucuna pruriensvar. utilis英名の一つにはYokohama velvet beanの名がある。「ハッショウマメ」という名前の由来には、豊作で八取れるから、あるいは八丈島から渡来したため、など諸説がある[4]

Wikipediaより引用

八升豆の名前の由来には諸説ありますが、引用元のWikipediaの説明にあるように、豊作で八升取れるから。という説があります。

八升豆一粒はこんな感じです。

形としては花豆に近い感じでしょうか?

食べてみると、少しそら豆に近い感じもあります。

大豆のようにもっちりと重い感じではなく、少しパサパサとした繊維感を感じるお豆です。

1粒から本当に八升の豆が採れるのか?

では、Wikipediaの説明にあるように、本当に1粒から八升もの豆が採れるのでしょうか?

これについては・・・

当然、環境や、個体差などもありますが、条件が合えば、八升の豆は採れると思います。

僕自身、まだそれを経験していないので、断定はできませんが、それでも・・・

1粒からジャングルのように!

一部だけでもこんな感じ!

鞘から外すと・・・

色々で使った後の残りなので、少なくなっていますが、多分全体で、5kgくらいは採れました!

きちんと量っていなかったので、今年植えた分が、収穫できたら正確に量ってみたいと思います!

八升まで採れませんでしたが、その半分くらいは採れた感じです。

なので、多分、条件さえ合えば八升以上も余裕でいけるはずです。

1粒から、これだけの量収穫ができるのは凄すぎます!

まさに一粒万倍!八升豆!(笑)

八升豆の育て方

では、八升豆はどのように育てれば良いでしょうか?

と、ここで八升豆の育て方を紹介したいところですが・・・

実は僕、八升豆を育てたことがありません。

なぜなら・・・

八升豆は勝手に育つ?

八升豆が勝手に育ってくれるからです!

本当に何もやらずに、勝手に育ってくれるんです!

どれだけ勝手か?というと・・・

豆まきから収穫までの間、全部勝手(放置)です。

豆も最初の豆は手で植えましたが、2年目からは鞘から溢れた豆が勝手に育ってくれています。

2年目以降は無限増殖です!(笑)

っていうか・・・

増えすぎて、駆除しないといけないくらいです!(笑)

八升豆を育てるのに必要な作業

勿論、環境などによっても変わってきますが、八升豆は本当に何もやらなくても勝手に育ってくれます。

水やりも1度もしていません。

必要な作業といえば、収穫と、鞘から出す作業くらいです。

あとは・・・

増えすぎた場合は、もしかしたら剪定は必要かもしれません。(笑)

とにかく、八升豆は誰にでも簡単にできるし、収穫量も半端ないので・・・

育てる場所さえあれば、誰にでもおすすめしたい作物です!

八升豆のメリットと意外な?欠点

上で説明したように八升豆は誰にでも簡単に育てることができます。

勝手に育ちます。(笑)

そして、八升豆には他にもメリットがいっぱいです。

ここでは八升豆の主なメリットについて紹介させて頂きます。

八升豆のメリット

①育てるのが簡単:八升豆は先ほども説明した通り、育てるのがものすごく簡単です。

②大量に育つ:これも先ほど紹介した通り、1粒から5kg以上の収穫に成功しています。おそらく名前の通り、1粒から八升以上収穫することもかのうかと思います。

③保存性が高い:乾燥させておくことで、数年は保存させておくことができます。

④栄養価が高い:八升豆はとにかく栄養価が高いです。ここでは書き切れないので、八升豆の栄養価についてはこちらに別記事を立てさせて頂きました。

八升豆の驚くべき栄養価

⑤美味しい:味の部分なので個人差はありますが、僕個人的には好きな味のお豆です。
色々な食べ方ができますが、個人的にカレーにして頂いたら最高に美味しかったです!

多分、これ以外にもまだまだ、沢山のメリットがありそうですが、ここではこれくらいにしておきます。

八升豆のデメリット

これだけ沢山のメリットがあると、デメリットなんて無いように見えますが、実は二つほど、大きな?デメリットがあります。

そのデメリットとは・・・

八升豆は沢山食べることができない

メリットのところにあげましたが、八升豆には体に良い豊富な栄養素が含まれています。

その中の1つに、L-ドーパがあります。

L-ドーパは他の豆には含まれていない、貴重な栄養成分で、アミノ酸の一種です。

L-ドーパは、体を動かす原動力「ドーパミン」の原料となります。

ドーパミンは、神経伝達物質で、運動やホルモンの調節や、快感や意欲と関わり、重要な役割を担っています。

ドーパミンは外で作られても、脳内に入れないので、脳内で合成されなければなりません。

L-ドーパは、脳内でドーパミンに変わることができます。

パーキンソン病の症状を改善する効果なども期待されています。

しかし、L-ドーパは摂り過ぎると以下のような副作用の危険性もあります。

興奮
幻視・幻覚
妄想などの中枢神経症状
生や半生の豆を食べることによる消化器症状

このようなことから、八升豆は大量に摂取することは勧められません。

推奨量としては1日に5粒程度が良いようです。

1日に5粒だと、大豆の代用としては使えません。

勿論、大豆も食べ過ぎは良くありませんが、大豆のように使えないとなると、タンパク源のメインにすることはできません。

1粒から大量に収穫ができるのに、食べられる推奨量が少ない。

これは大きな欠点と言わざるをえませんね・・・

そして・・・

八升豆は簡単に育つけど、日本では殆ど育てられない?

上で説明した通り、八升豆は勝手に育ってくれます。

ただ、どこでも育ってくれか?

といったら、そうではないようです。

八升豆の元々の原産はブラジルです。

八升豆は高温性で短日型なので基本的に日本の環境には適さないと言います。

和歌山や沖縄など、一部の地域では栽培が成功していますが、環境が合わないと、勝手に育ってくれる八升豆も勝手には育ってくれません。

とはいえ・・・

それだけを理由に、栽培しないのは勿体無いです。

育てば勝手に育ってくれる八升豆。

場所さえあるなら、やってみない理由はありません。

ただ、成功した場合の、繁殖力が凄いので、生態系に影響が出るような育て方はしないように氣を付けて下さい。

河川敷や公園など、私有地以外で育てることだけは絶対にしないで下さいね!

まとめ

以上、八升豆について紹介させて頂きましたが、残念ながら?大豆の代用として、メインのタンパク源としては難しそうです。

それでも、魅力たくさんの八升豆。

1粒あれば、5kgは収穫できます。

2年目からは収穫以外は完全放置で育ってくれます。

栄養価も高いし、自分で育てなくても、仲間と一緒に1粒だけ育ててみる。

っていうやり方とかでも良いかもしれませんね!