沖縄の海でアーサー採り!佃煮も自給自足できる?

自給自足

このブログでは、自給自足をテーマにお伝えしています。

僕自身、まだまだ、全然入り口に立ったばかりの段階ですが、2025年7月までに100%の自給自足を目指しています。

自給自足は食だけでは、ありません。

僕が考える自給自足は、

サバイバル力
自立マインド
経済力

この3つが揃った状態を言います。

これについては、

こちらの記事に詳しく書いているので、宜しければこちらの記事もご参照下さい。

ここでは、食の自給自足部分に絞ってお話をさせて頂きます。

海で採れるアーサー(アオサ)は貴重な保存食

食の自給自足する上で、野菜や果物などを育てる知識やスキルを身につけることは大切です。

でも、それよりも大切なのが、自生しているものを地球から頂くことだと思っています。

地球からは今、どんどん自然が失われています。

それでも・・・

周りを見渡せば、そこには食べられるものがいっぱいです。

この記事で紹介するアーサー(アオサ)も地球(海)からの大切なお恵みです。

こうしたところに意識を向けば、食の自給自足だけではなく、自然の素晴らしさや大切さを知ることにも繋がります。

この記事では、アーサーの採り方や採れる時期、また保存方法や食べ方などについて、お伝えさせて頂きます☆

アーサーとは?

アーサー(アオサ)は、日本の沖縄地域に生息する海藻(藻類)の一種です。

学名は「Caulerpa lentillifera(コーレルパ・レンティリフェラ)」といい、特徴的な緑色をしています。アーサーは海岸線や浅瀬の砂地などに生え、波に揺れる美しい姿が特徴です。

沖縄では古くからアーサーは重要な食材として利用されてきました。

アーサーは栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。

そのため、沖縄料理や保存食、健康食品など様々な形で利用されています。

僕の住む、沖縄県糸満市でも、冬になると、こんな感じで、アーサーが岩一面に広がります。

アーサーと海

その時の気候や、同じ沖縄でも場所によって、多少の違いはありますが、おおよそ2月〜4月がアーサー採りに最も適した時期です。

一般的なアーサーの採り方

アーサーの採り方にはいくつかあります。

絶対的な方法があるわけではありませんが、多くの人は、潮の引く時間帯を狙って、ある程度、湿っているアーサーを、ハサミなどを使って、先端部分を採取します。

アーサーは岩に張り付いていますが、根本から抜くと、砂も一緒にくっついてくるので、それを防ぐのが上記の方法です。

ただ、この方法だと、採取するのに非常に時間がかかります。

僕も以前まではこの方法でやっていましたが、最近になってやり方を変えました。

僕のアーサーの採り方(お勧め!)

採る時期は、一般的な方法と変わりません。

変わるのは時間帯と採り方です。

僕の場合、採る時間帯はあまり氣にしません。

満潮時はアーサーが海水に沈んでいて採りにくいのでその時間帯は避けますが、海水から出ている時間帯であれば、基本どの時間帯でも大丈夫です。

採り方も、簡単で、砂とか氣にせず、結構大胆にザクザク採ります。

根っこから抜いてしまうと、根絶してしまうので、あまり大胆すぎるのは良くありませんが、砂の入りなどは氣にしなくて大丈夫です。

なぜなら・・・

砂を取らないように氣をつけても結局、多少の砂は入ります。

多く入っても、少なく入っても、洗いの作業は必要です。

だったら、採取はできるだけ時間をかけず、洗いの部分で時間をかけよう。

といった考えです。

採取は時短、洗いにに時間をかけるメリット

この方法だと、結果的にトータルの時間は短縮できます。

そのメリットもありますが、採取に時間をかけないことには大きなメリットが二つあります。

まず、1つ目は日焼け予防です。

2月〜4月とはいえ、沖縄の紫外線は強いです。

長時間外に出てると、この時期でも相当日焼けします。

特に、海は海面からの照り返しもあるので、通常よりも、浴びる紫外線の量が多くなります。

そして、もう一つのメリットは、労力面です。

アーサーは、沢山生えているので、時間をかければ沢山採ることができます。

ただ、長時間岩場でしゃがみ込んでの作業は想像以上に疲れます。

洗いの作業も決して楽ではありませんが、それに比べたらはるかに洗いの作業の方が楽です。

この二つの理由(メリット)で僕は、この方法を採用しています。

採ったアーサーは水道水で洗う

採ったアーサーをその場(海水)で洗う方法もありますが、僕は、ボウルなどに入れて、一旦家に持ち帰ります。

ボウルにアーサー

そしたら、まずは、ザルに移してから流水で何度もよく洗います。

この作業で7割方の砂は取り除けます。

そうしたら今度は、大きめのボウルになみなみの水を張ります。

その中に、アーサーを一握り入れます。

そして、泳がせるように洗います。

そうすると、砂が下に落ちて、アーサーは上に浮いてきます。

これをまず、1回全部のアーサーで行います。

水はその都度新しいものに入れ替えます。

これを合計2セット行います。

これで、99%の砂は取り除けます。

100%完全には取り除けませんが、その辺はご愛嬌です。(笑)

洗ったアーサーの保存方法

アーサーの保存方法は大きく分けて以下の3つの方法があります。

①冷蔵

②冷凍

③乾燥

僕はこれまで、冷凍保存していました。

少量の場合、冷蔵保存でも大丈夫ですが、この場合保存期限は1週間くらいです。

一方、冷凍の場合、多少の劣化はありますが、1年保ちます。

でも、今僕が行っているのは、

アーサーの天日干し

③の乾燥です。

天気の良い日に2日間くらい干しておくと、カチカチに乾燥します。

こんな感じ!

乾燥したアーサー

アーサーを乾燥させることのメリット

アーサーを乾燥させることにはいくつかのメリットがあります。

①保存性の向上:アーサーを乾燥させることにより、その保存性が向上します。乾燥することで水分が蒸発し、菌や微生物の繁殖を抑えることができます。乾燥したアーサーは長期間にわたって保存できるため、需要がある時期に採取したアーサーを乾燥させておくことで、一年中利用することができます。

②収納の容易さ:アーサーは生の状態ではかさばるため、乾燥させることで収納や運搬が容易になります。乾燥後のアーサーは軽量化され、袋や容器にコンパクトに収納できます。

③栄養価の向上:ビタミンCなど、一部の栄養価は下がるものの、乾燥させることで、水分が減少するため、ミネラルなどの栄養成分が濃縮される傾向があります。

また、アーサーは食物繊維が豊富ですが、乾燥によってその構造が変化することがあります。
一部の食物繊維は水に溶けやすくなり、消化されやすくなる傾向があります。

ただし、保存状態によっては、腐敗してしまったり、栄養価を劣化させてしまう可能性もあります。

僕は、乾燥したアーサーは冷蔵保存するようにしています。

冷蔵庫に真空チルド室が付いている場合は、そこに保存するのも良いかもしれません。

乾燥させることで、1kgあったアーサーが50gほどになりました。

かなりカサを減らすことができるので、特に大量に採れた場合は乾燥&冷蔵保存がお勧めです。

アーサーの食べ方


アーサーはさまざまな料理や食べ方で楽しむことができます。

以下にアーサーのおすすめの食べ方をいくつか紹介します。

  1. 味噌汁やスープ: アーサーを味噌汁やスープの具材として利用すると、旨味や風味が加わります。アーサーの風味が汁物に広がり、栄養価もプラスされます。具だくさんの味噌汁やシーフードスープにアーサーを加えて、ヘルシーで美味しい一杯を楽しんでみてください。
  2. サラダ: アーサーは生で食べることもできます。新鮮なアーサーを洗って刻み、サラダに加えると爽やかな風味と食感が楽しめます。他の野菜やドレッシングと組み合わせて、彩り豊かなサラダを作ってみてください。
  3. 炒め物や炒飯: アーサーは炒め物や炒飯にも適しています。他の具材と一緒に炒めることで、香り豊かな料理が完成します。ガーリックやしょうがと一緒に炒めると相性が良いです。また、アーサーの旨味を生かすために、調味料はシンプルにするのがおすすめです。
  4. おにぎりやお寿司: アーサーはおにぎりやお寿司の具材として利用すると、食べやすく楽しめます。アーサーをごはんと一緒に巻いたり、混ぜ込んだりして、手軽なお弁当やおつまみに最適です。
  5. アーサーの天ぷら: アーサーを軽く衣をつけて揚げると、サクサクとした食感が楽しめる天ぷらになります。天つゆやポン酢と一緒にいただくと、さっぱりとした風味が引き立ちます。

    でも、一番のおすすめは手作りのお塩で頂く天ぷらです!
    手作りの塩の作り方はこちら
  6. アーサーの佃煮:アーサーをみりんと醤油(好みで生姜のしぼり汁)でじっくり煮ます。トロトロになるまで煮るとまるで、桃◯のご◯はんですよ!です!

    っていうか・・・その10倍美味しいです!(爆)
アーサーの佃煮
アーサーの佃煮とご飯

これだけで、ご飯がかるく3杯はいけます!(笑)

まとめ

アーサーの、採り方から、保存方法、料理方法などお伝えさせて頂きました。

採れる場所などは限られていますが、アーサーは貴重な地球からの恵です。

美味しい!栄養価が高い!保存性も高い!と三拍子揃っています。

お近くでアーサーを採れる場所がある場合は、是非、アーサー採りにチャレンジしてみて下さいね☆

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